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着物の話

昨年、いや一昨年から着物を着ていない。
コロナ禍のこの2年弱、
これまでのようなお茶漬け生活を送っていないので、
着物を着たのはほんの数回だ。
5月には久しぶりに着物に袖を通したら、
帯の結び方を忘れていた…。

そんな生活なのだけど、
5月に予定していた支部総会の中止に伴う報告書や、
来年の支部活動などの打ち合わせが入って何だか落ち着かない。
ほんとに出来るかわからないけど、
来年4月からまた半年間、
東京のサントリー美術館のお茶席で、
3年ぶりに初心者の方のお教室を担当することになりそう。

今度は4月からなので、単衣や薄物の着物が必要になりそうだ。
お稽古のことより着物のことが気になるのもどうかと思うけど、
お衣装が決まれば落ち着いていられるの。
ちょうど以前から気になっていた本があったので、
参考にとポチしました。
着物の話_e0366006_18574372.jpg
加門七海さんとは一度お目にかかったことがあります。
神社仏閣にまつわるご本を出された時に、
私が所属するk社でも何か執筆いただけないかと…。
それは叶わなかったけど、それ以後注目しておりました。

加門さんは心霊体験がおありだそうで、
私の愛読漫画雑誌『本当にあった怖い話』(朝日ソノラマ)にも、
寄稿されています。
この本は、着物にまつわる心霊話かと思いそれなりに期待しておりました。

ところが届いた本を読んでみたら、
着物に関する知識の宝庫。
初心者の方には着物入門書となるだけでなく、
それなりに着物を知っている人にも
「えっ、そうなの?」と思うトリビア的蘊蓄がたくさん紹介されている。
もちろん体験された心霊現象も……。

ところで着物は日本のオリジナルではなく、
朝鮮半島から渡って来たものであり、
その大本はやはり中国になるのだろうけど、
最近、とても面白いドラマを観た。




「長安十二時辰」
唐の長安を舞台にしたサスペンスドラマだ。

このドラマ自体、とても面白かったのだが、
私が感激したのは登場人物たちの衣装とメイク。
特に女性たちの衣装やメイクは唐時代そのままという感じ。
歩く正倉院の樹下美人や、壁画の女官がたくさん登場する。
撮影場所はよく見るオープンスタジオなのだけど、
提灯を飾るお正月の上元節の意匠や、エキストラの人たちの衣装で
そこに暮らす人々の生活が、さもありなんというくらいリアルなのだ。

唐は当時アジア最大の大都市で、
北方民族から南方民族、
景教(キリスト教)の宣教師までが集まった多民族国家だった。
それらの人々が集まった街の様子は圧巻!
ドラマはサスペンスミステリともいえるので、
あらすじネタばれはしないけど、
ぜひこの唐の意匠や衣装を見ていただきたいと思います。
日本の着物のルーツは
やはり中国→韓国→日本というルートだったんだな、と納得できました。

加門七海さんの『着物憑き』(集英社)と中国ドラマ「長安十二時辰」で、
ご無沙汰だった着物をまた着たいな、と思ったわー。









先日、誕生石の指輪を紹介しました。
2回、付けてお出掛け~。

その指輪が見つからない……💦
落としそうだからいつもより気を付けていたはずなのに、
見つからない……。

厄除けのはずなのに見つからないのは不安だわ。

そのうち出てくる…と思いつつ、落ち着かないの。

落ち着かないので、パンを焼きました。
もちろんHBにお世話になりました。
着物の話_e0366006_20040365.jpg
大粒レーズンがあったので入れたけど、
何だか寂しい…。
これも指輪が見つからないからかしら?

Commented by maria-12 at 2021-06-24 21:07
こんにちは。

名門・東京のサントリー美術館のお茶席で、
お教室を担当する由、おめでとうございます。
お近くだったら弟子にしていただきたいです。
たくさんお着物がおありでしょうが、またさらに、新調しなくちゃね。

ところで、ご紹介くださった作家さん、初めての方です。
わたしも茶席やお能の会や、お稽古で着物を着る機会が多いのですが、知識がないので困ることが多いです。
さっそくポチしました。

着物と言い、お茶の来歴と言い、お隣の国とのかかわりは多大ですね。
古代史をお勉強されたGraceさんの着目点はさすがに白眉。

指輪、見つかるといいですね。
まさかパン種の中?なんてことないですよね。
Commented by Grace-K52 at 2021-06-25 09:41
mariaさん コメントありがとうございます。

支部が担当する初心者向けのお教室ですが、持ち回りなので順繰りに先生をします。もちろんボランティア。お着物を新調したら持ち出しです。とほほ。

着物を着慣れた方には当たり前のことばかりだとは思いますが、着物好きのエッセイと思うと軽く読めてなかなか面白いです。私はここまで着物にハマれません。w

魔除けになるという指輪なのに、無いのよー💦 厄除けでどこかへ遠征中かしら。
Commented by cenepaseri at 2021-06-25 11:30
サントリー美術館でお茶のお稽古があるのですね、
慣れていらっしゃるとはいえ、半年間ご苦労様です。
着物のルールは厳しいですね、娘を表千家の合宿に送り出した時は帯と着物が合わず、大騒ぎでした。
着物は呉服と言うから、三国志の時代の呉の国からではないでしょうか?
奈良時代は完全に中国の衣装ですね。
中国の歴史映画にハマった事もありました。
歴史は直ぐに忘れてしまいますが、、、
指輪をどこへ忘れたのでしょうね、ある日ふと出てくる事もありますね。
落ち着かないからパンを焼く、?^^
Commented by Grace-K52 at 2021-06-25 21:43
パセリさん コメントありがとうございます。

来年の話なので、まだどうなるかわかりませんが(コロナ、収まっているといいけど💦)、
また、ボランティアで~す。w

最近の中国ドラマ、(。・ω・。)ノ♡ラブ史劇は卒業したので(笑)、歴史ものでも意匠や衣装に目がいきます。そうそう、呉服ですよね。素敵な生地や柄が多いのですよ~。
中国は💰があるので、映画やfドラマの歴史ものでは美術・工芸に💰をかけるようです。だから絢爛豪華なインテリアや衣装が登場して眼福です。

見つからないとなると、いつも気にかかっていて落ち着きません。😢
パンを焼いても気が晴れなかった……😿


Commented by queentomo at 2021-06-25 23:01
ピアスとお揃いの指輪ですよね?案外ピアスの箱に入ってたりして?
Commented by Grace-K52 at 2021-06-26 10:09
queentomoさん  コメントありがとうございます。

もう一度、走って見に行ってきました。
でも、無かった……。
不思議としか言いようがありません💦
Commented by まめちゃん at 2021-07-05 07:58 x
飛び入りで失礼します。
楽しく拝読させていただいております。
ちょっと人生の先輩方の素敵なお暮らしぶりが参考になります

<長安24時>のことを書かれておりましたので、つい嬉しくコメントをさせて頂きます。
わたしも楽しく観ているのですが、衣装担当が黒澤和子さん。音楽担当も日本人です。映像も暗さの中に提灯の明かりを美しく使うなど、陰影が日本人好み。演者も骨太なお顔な方が多く、面白いです。
これからもお茶のお支度や丁寧なお暮らしを楽しみにしております。
Commented by Grace-K52 at 2021-07-05 13:44
まめちゃんさん  コメントありがとうございます。

まあ、同好の士ですね! 
やはり日本人の方が加わっていたのですか。『長安二十四時』は、ストーリーもさることながら、衣装やメイク、室内の意匠がさもあろうという唐時代の雰囲気満載で、日本人好みの陰影礼賛の世界に惹かれました。
中国の古装ドラマや映画には、けっこう日本人の衣装デザイナーや音楽家が参加しているようで、気に入ったドラマや映画を見た後に知って驚くことがあります。なんとなく見た覚えがあるような懐かしい思いがして惹かれるのは、そのせいも多少あるのかもしれません。

なにしろアバウトな性格ですから、丁寧に暮らしているとはとても言えません。
お恥ずかしいことばかり綴ってお目汚しではございますが、またお立ち寄りくださいませね。コメントもお待ちしています。



by Grace-K52 | 2021-06-24 20:07 | お気に入り | Comments(8)

思い出作りの私的覚書あれこれ


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