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青畳でお稽古再開

3か月ぶりの師匠宅のお稽古に行ってきた。
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まず目についたのは、広間二間の青畳。
写真では上手く写せないし、大分色褪せたと仰るものの、
お稽古場に入ったとたんにイグサの香りがし、
まだ御簾などは入っていなかったけど、清々しい夏の風情。
実際には、青畳は夏のものではないけれど、
3か月ぶりに、新たにお稽古を始めるにあたり、
この青畳はとても新鮮な意気込みが感じられ嬉しかった。
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前回のお稽古は2月で炉の季節だったし、
初釜やらなんやらで本格的なお稽古は始まったばかり。
そして昨日は一足飛びに風炉になり、
お稽古科目は濃茶風炉点前とはいえ、頭の中は真っ白。
あれ? こうだっけ?
と皆さんの???を見ながらのお稽古だった。
それでもお稽古再開は嬉しい。
マスク着用はもちろんのこと(お茶とお菓子をいただく時は外します)、
ソーシャルディスタンスを保つために、
広間で亭主と客と師匠の3名が離れて座る。
次客は別室で待機。
お茶巾は一度使ったら洗濯籠へ。
お菓子は銘々皿に盛る。
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6月のお菓子といえば「水無月」。亀屋万年堂製。

和菓子屋さんも徐々に再開してきたらしい。
種類は少なくても注文に応じてくれるので、
来週は拙宅のお稽古用もお願いした。

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青畳でお稽古再開_e0366006_19251389.jpg
何か所かあるお稽古場のお床に軸と花が飾られ、
まるで3か月のブランクなどないような師匠の心尽くしが嬉しい。
今年は例年7月の「浴衣ざらい茶会」は無理そうだけど、
お稽古が続けられるのは嬉しいもの。

一日でも早く以前のお茶漬け生活に戻りたいものです。
(けっこう大変で怠けていたけどね💦)





Commented by maria-12 at 2020-06-13 23:35
こんにちは。

青畳の香りはすがやかでいいものですね。
空気を清浄にしてくれますが、師匠の再開の心意気のようなものを感じますね。
炉から風炉に変わる。
炭の熱気をさけて炉を閉じて風炉釜を据えて火をみえないようにする心遣い。
茶の湯は四季の移ろいと共にあって、お菓子も季節を写して。
日本に生まれてよかったとしみじみ思います。

>広間で亭主と客と師匠の3名が離れて座る。
次客は別室で待機。

徹底したソーシャルディスタンスですね。
Commented by Diary-17 at 2020-06-14 00:45
青畳の匂い…
遠い記憶の彼方から、此方まで漂ってくる様です。
畳は日本だけの物ですが、畳職人も少ないのでしょうね。
和室は何故か背筋がスッと伸びる、それでいて清らかな安堵感を与えてくれますね。
Commented by Grace-K52 at 2020-06-14 10:36
mariaさん コメントありがとうございます。

青畳を目にしその香りを嗅いだ時は、心機一転という感じがいたしました。
師匠(もう若師匠が主体になってますが)たちの意気込みが感じられ、
怠け心でいっぱいだった弛んだ精神が引き締まりました。
そうそう、季節の移ろいまで、ちょっと忘れていた私。「水無月」を堪能しました♪
Commented by Grace-K52 at 2020-06-14 10:59
Diaryさん コメントありがとうございます。

日本人の遺伝子に組み込まれているのか、新しいイグサの香りはなぜか和みますよねー。
東京では和室のお部屋がある家も少なくなり、畳屋さんも顧客獲得には大変な時代になりました。昔は町に1軒位はあった畳屋さんも見かけなくなりました。
畳の原料のイグサもほとんど輸入品ですがそれなりのお値段で、頻繁に替えるのはなかなか大変です。うちの小さな和室も、畳替えしたのはいつのことだったか…💦
師匠宅には広間二つ、小間二つ、その他水屋などの畳もあるので、
今回のすべての畳替えは太っ腹だわ~。(笑)
by Grace-K52 | 2020-06-13 19:30 | 趣味の世界 | Comments(4)

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