ホンモノとニセモノ
2018年 05月 15日
一時はブランドバッグの本物と偽物が話題になったが、
最近はあまり騒いでいない気がする。
逆にTVの「なんでも鑑定団」のお陰か?骨董の陶器などの
真贋が身近に感じられる。
特に今、秋のお茶会に向けて足りない道具を揃えているので、
お道具の真贋はけっこう気になる。
ちょっとショックなことがあったので、愚痴を…。
お茶のお稽古をなさっている方がご覧になっていらしたら、
ここから先はあくまで私見ですので、ヨロシク。
お茶席のお道具は、
季節やお茶会のテーマに沿ったお道具が使われる。
これは席主のセンスが問われるものなので、
取り合わせ、すなわち「お道具組み」がとても重要な準備ということになる。
お茶会のテーマや季節に沿ったお道具は、
その物自体の銘や景色によって選ぶのだが、
現実にはそれに+αの要素が必要なことがある。
それは「箱書き」。つまり、お墨付きです。
お友達と開くお茶会などにはあまり関係がないけれど、
ちょっと大きなお茶会になると、
なぜかこの「箱書き」がついたお道具がずらりと並ぶ。
やっぱりお道具の良さは誇示したいもの、気持ちはわかる。
問題はこの箱書きにニセモノがあることだ。
実は箱書きだけではない。
お茶碗やお茶杓、お軸まで、ニセモノがある。
実際、古い物はそれが本物か偽物かは、
伝承された物か、目利きでなければわからないと思う。
もちろん、私には区別がつかない。
箱書きだって、
何しろ昔の人の達筆な文字を私は読めないのだから、
本物か偽物かの区別は私にはつけられないのだ。
そこで、お道具屋さんが登場するわけだが、
お道具屋さんって本当に真贋がわかるのかしら?
確かに沢山見ていれば、
本物か偽物かが見えてくるのかもしれないけど…。
それに、箱書きが付くだけでグッとお値段が上がる…。
そんなお道具屋さんに、
気に入ったお道具を、偽物だと言われた時のむなしさ‥。
自分の見識の無さを悔やむしかないわけだけど、
(見てもらうこと自体、信じ切れてないのだけど)
偽物でも良いものはあるような気がする…w
だって本物を見たことが無いなら、それを本物と思えば本物と同じじゃない?
といってニセモノかもしれないお道具を
師匠のメンツにも係わるお茶会で使うのはマズイ。
本当は誰が作ったとか、誰が認めたとか関係なく、
自分が良いと思ったお道具でテーマや季節を表すお茶席を設けたい。
と、知識もお金もない私は思います。
でも、無理よね。
昔からお茶入れ一つが国と交換された世界だもん。
庶民の感覚とは今でも異なる世界なのかも。
茶道の理念は良いのだけれどねー(-_-;)
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gallery-asaba at 2018-05-15 22:24
こんばんは
全くGraceさんの仰しゃる通りだと思うのです‼︎
全くGraceさんの仰しゃる通りだと思うのです‼︎
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Grace-K52 at 2018-05-16 08:29
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at 2018-05-16 14:51
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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Grace-K52 at 2018-05-16 22:32
by Grace-K52
| 2018-05-15 21:28
| 趣味の世界
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Comments(4)