思い出の香り
2017年 12月 23日
お洒落な方の素敵なブログを覗いていて、気づいたことがある。
私はここ数年、アイシャドーと香水をつけていない……。
年末の大掃除の一環で、洗面所の戸棚を整理したら、
出て来る、出て来る、昔の香水が…。
「シャネル№5」や「ミツコ」「ロシャス」から
最近の「リモン コルドーザ」までいろいろ。
古いものは、瓶の形が素敵…とか、ネーミングが好き…とか、
いろいろ理由はあるけど処分できずにずっと取って置いたものだ。
今、手元にある香水(トワレだけど)は皆、なにがしかの思い出がある。
ミスディオールを卒業し、
仕事を始めたころに好きだったエルメスの「24フォーブル」。
いつもつけていたから、「グレちゃんの香り」と言われていた。
とても人気があったディオールの「ポアゾン」は
毒というそのネーミングに魅かれたけど、
あまりに濃厚な香りに腰が引けた…。
ゲランの「シャリマー」はプレゼントされて初めてその香りを知った。
10年以上前、パリ在住の女性作家とお仕事をし、
彼女から「これは、グレさんのイメージの香り」といただいのがコレ。
香りはとても気に入ったけど、
どこが? 何が? 私のイメージか今でもわからない。
香水はけっこう海外土産でいただくことも多かったが、
好きな香りは自分でも買った。
若い頃はエルメスの香りが好きで、
年を経て来るとゲランの香りが好きになったみたい。
そして最近は男性と兼用のような香りが落ち着く。
目元が窪んできたので、アイシャドーはあまり使わなくなった。
お茶室など香りの制約がある場所に気づいてから、
あえて香りをつけないことも多くなった。
出先でふと鼻先をかすめた香りに、懐かしさを感じることがある。
好きな香りは一瞬で幸せな時代、場所を思い出させてくれる。
また、自分のための香りを楽しもうかな。
by Grace-K52
| 2017-12-23 21:14
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